爽やかな目覚め

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チュンチュン。 外で鳥が鳴いている。 太陽の日差しが暖かく、とてもよい目覚めだ。 「リコルテール様、お目覚めになられましたか?」 「あぁ。」 リコルテールは私の名前だ。 ブラトリスク・リコルテール。 カントネ王国の姫。 「今日はお茶の香りが違うな。嗅いだことない香りだ…。」 「よくわかりましたね。今日のお茶は、東の島国のお茶で御座います。」 さっきから会話をしている彼女はユレーヌ。 私のメイドだ。 歳も近く、お姉さんのような存在だ。
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