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「はぁ・・・で、お前は一体なんなんだ?」
重ったい、幸せ十年分くらい無くしたんじゃないかってくらい重たい溜め息を吐いて、タツヤはもう一度アタシに聞いた。
ここはマジメに答えよう。
なんかカワイソーになってきたし・・・。
「ん~とねぇ」
「おう・・・」
腕を組んで首を傾げてよく考えて、アタシはキッパリ笑って答えた。
「わかんない!」
うん、わかんない!
だって気付いたら居たんだもの。
考えたって、わかんない!
でもタツヤはアタシの答えに納得してくれなかったらしい。
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