2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
二人は、そのまま世間話に移り、その並木道を歩き、昇降口にたどり着いた。
二人は靴を下駄箱にしまい、上履きに履き替え、二人並んで廊下を歩き、そのまま階段を上り、教室にたどり着いた。
教室に入ると、クラスの半分以上の生徒がいた。ある者は机の上に座って、複数の友達と話している者。
そしてまたある者は、友達がいないのか、一人で席に座って、何かをしている者もいた。
そのクラスは文化祭のあとだったので、まだその名残があり、後ろにはポスターなどが掲載されたいた。
そして、朝にも関わらずとてもにぎわっていた。
「あっ!二人ともおはよう!」
二人が教室に入ったときに真っ先に声をかけてきたのは二人と仲良しの山本 みなみ(やまもと みなみ)であった。
みなみは他の女子と話していたが、二人を見つけるといつも駆けつける。
みなみはこの二人といる方が楽しいようなのだ。
いつもは基本的にこの3人で行動している。
そして、高校生でもあり、青春真っ盛り。このみなみに幸也、健の二人はひそかに思いを寄せていた。
このことは口には出さないが、お互いになんとなくわかっていた。だからもし恋人という関係になるなら二人ともみなみから来ることを望んでいたのだ。その方が、お互い面倒なことにならないからだ。
最初のコメントを投稿しよう!