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それはある日の夜の出来事……。
ここに運命をかけたメーカー同士の戦いが幕を開けようとしていた……。
「セサミス! 頑張って!」
「大丈夫です。姫。私はこんな奴には負けません。それよりも下がっていてください。危ないですから」
「うん……」
「へっ! 負けへんのはこっちも同じや。ミツも危ないから下がっとき……ってミツ?」
なんだかミツの様子がおかしい。毅土はミツの顔を覗き込んだ。
「き……」
「き?」
「きぃぃゃあーーーー!!!! さむぃーーーー!!!! あたしのさむぃーーーーー!!!!」
ミツがセサミスにがしぃっと抱きついた。
「ええええっ!? 何やってんの!? みったん!?」
当然のように毅土は抗議するが……
「うっさい。毅土。どっか逝け」
……と誤変換で返される。
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