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「桜!!ちょっとお兄ちゃんの部屋に来なさい!」
俺は桜に怒鳴った。
「はわ…はい」
桜は素直に従い、二階の俺の部屋に行った。
「竜太郎?妹まで変態にしないで」
「十ニ年前から娘さんは変態でしたよ奥様?」
「……はぁ…これでも皆頭は良いし運動もできるし……両親には欠片も似てないのにねぇ」
ママンは卵を切り分けながらため息をついた。
「うちの家族はどうして皆変態なのかしら……」
「ママンもスク水姿に……」
「ストップ竜太郎、私が悪かった、二度と口にしないで」
「夜は気をつけてね……子供たちが参考にしてるから」
「あぁぁぁぁぁぁぁっ」
ママンは錯乱しながら、味噌汁をかき回し、長ネギを刻んでいる。
プロだ。
「桜が待ってるからご飯になったら言ってくださいよ」
「…………なんで?……なんでバレたの?………そんなに…激しいの?」
ママンは精神崩壊を起こしながらも朝御飯の準備と四人分の弁当を作っていた。
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