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『大丈夫か光希?』
『一応は平気かも…』
俺の上に倒れ込むように乗っていた光希を退かそうとした時だった。
『つっ!』
俺の左足に深々とシャーペンが刺さっていた。
一体全体どうやったら足にシャーペンが刺さるんだと思ったが、ジーパンを貫通し、皮も肉も貫通していた。
『竜太郎!?大丈…夫?』
光希は俺の足をしばらく見ていたが…(この時に光希がヤンデレに目覚めたらしい、GJ)そのうち息が荒くなってきた。
『竜太郎……血が溢れてる…トクトク…って』
『光…希……?』
おもむろに光希は俺の傷口を舐め始めた。
この時だ、
この時に俺の中で何かが弾け覚醒した。
『はぅぅぅぅぅっ』
俺は人生で出したことがないような声を発した。
とにかく気持ち良いのだ。
『竜太郎…竜太郎……』
光希はひたすら傷口を舐め続けた…それを俺は。
『もっとぉっ!激しくぅっ!舐め舐めしてぇ…はぅぅぅぅぅっ!!』
さすがに恥ずかしい叫び声を近所に響かせていた。
こうして俺は変態になった。
ドMで、ヤンデレ好きで、殺意に好意を抱くようになりました。
光希も、俺の血が大好きなヤンデレになりました。
ちなみに、その後普通に救急車に運ばれ。
『スゴい……こんなに綺麗な傷口を見たことがない』
と言われた。
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