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しかし後ろから肩を掴まれる。
まだ何か用事があるの?
それとも嫌がらせ? ねぇ?
「失礼だけどキミの説明じゃよく分かんない。 目的地は同じだし連れていってよ!」
本当に失礼だ。
俺のあの完璧な説明を理解できない方がおかしい。
いくら可愛くてもこんなにアホだと男は寄り付かないだろうな。
仕方なしに了承した俺は彼女と学校へ向けて歩きだす。
途中何度も話しかけられたが、全て軽く流した。
不機嫌そうな顔をされたが、どうせ今回限りの関係だろう、と割り切った。
学校に到着すると、彼女は一言礼を言うとどこかへ去っていった。
学校…来てしまった。
サボるつもりじゃなかったのかよ…。
今さらどうしようもない事を考えながら入学式を受けた。
長ったらしい、先生やお偉いさんの話は少しも頭に入って来なかった。
流れるように時間は過ぎ、入学式を終えた。
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