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校内の廊下にはクラス分けの表が張り出されていた。
ほとんどの生徒が蟻のように集っていたので、人が引くまで待ってから確認した。
一年…三組か。
仲良しの友達と同じクラスになれて喜ぶ生徒、またはその逆で嘆く生徒などが騒いでいたが、俺からするとクラス分けなんてどうでもいい。
無言で廊下から立ち去り、教室へ向かった。
教室にはまだ来ていないクラスメイトが大半のようだった。
しばらく待っていると、ちらほらとクラスメイトが教室に集まりだした。
じっと席に座っている俺を見かねたのか、何人かのクラスメイトが話しかけてきたが、相手にせずに会話を流した。
正直…罪悪感はあるんですけどね。
高校だって所詮中学の延長だ。
どうせ、またしばらくしたら『あの噂』が広まるだろうし。
気がつけば既に教師が来ていたようだった。
マジメそうだし、教師は仕事としてやっているって感じだ。
うん、まぁそっちの方が都合はいい。
変に熱血が入ってても関わろうとしてくる分、面倒だ。
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