第6章 怪童の影

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「楓、気にすることないさ。とにかく新球投げてみ。」 「あぁ・・・よし行くぞ。」 大きく振りかぶり楓が新球を投げる。 シュッ・・・ 『ん!?ストレートだよな・・・』 ・・・カクン!! 『なっ!?落ちた!!』 周都は楓の新球を捕れず後ろにこぼした。 「今のフォークか!?フォークにしてはなんか違ったよな。速さもストレートと変わらないし。」 周都は驚きそして疑問をぶつけた。 「今のはフォークじゃないんだ。SFF、スプリットフィンガーファストボールだ。」 「スプリットフィンガーファストボール・・・こりゃ打てねぇぞ。田山もてこずるぜ。」 「この球が自分のものになれば武器になると思うんだけど、まだコントロールがつけれなくてな。」 「それは練習するしかないよな。ただ変化量はすげぇぞ。初見じゃまず捕球できない。明日から練習だ!!」 「そうだな。柊マネージャーにも明日話してみるよ。」 そして2人は部屋に戻った。
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