第6章 怪童の影

30/33
前へ
/141ページ
次へ
走りだして5分くらい経つと直木が口を開いた。 「今日はいいピッチングだったな。周都も2ホーマーだし、夏樹は3安打だし、神坂トリオは凄いな!!」 「周都は中学の時からよく打ってたし、夏樹もセンスいいからな。二人は凄いよ。」 「楓もなかなかだったぜ。なんで三人は庄栄に来たんだ??他の強豪校から声かからなかったの??」 「周都はいくつかスカウト来てたよ。あまり興味なかったみたいだけどさ。夏樹は頭いいから進学校に行くつもりだったみたいだよ。真田監督と俺の父さんが同級生で、俺は真田監督に声かけてもらったんだよ。 そしたら二人とも庄栄に行くことになったんだ。」 「三人は仲がいいんだな・・・羨ましい・・・。」 「なんか元気ないじゃん。どうかしたのか??」 「いや何でもないよ。やべ・・・話しながら走ったら息上がってきたわ。」 「走り込みが足らないな。ゆっくりでいいぞ。」 その時・・・ ガッシャーン!! 「痛ったいー!!」 !?
/141ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加