第6章 怪童の影

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「あぁそういうことか・・・周都と高崎さんはうまくいってるみたいだね。周都はみんなの前でよくノロけてるよ。」 「そっか。円香は親友だから幸せになって欲しいんだ。」 「周都なら大丈夫だよ。あいつすごくいいヤツだからさ。絶対泣かせるようなことはしないよ。」 「そうだね・・・。」 また沈黙が流れる。 梨華が口を開いた。 「そろそろ帰った方がいいかな??夕食もう少しで始まるよね??」 「えっ!?」 時計を見ると6時半だった。 「そうだね、そろそろ帰ろっか。」 そう行って二人は宿舎に戻った。 「じゃぁ私の部屋2階だから。」 「あ、うん。また後でね。」 「うん。」 そういうと梨華は階段を登り始めた。 楓はそんな梨華を呼び止めた。 「唐川さん!!」 梨華は振り向き階段を降りてくる。 「よかったら今度会おうよ・・・」 「えっ!?」 「あっ・・・いや、その・・・二人じゃなくても、その・・・周都や夏樹や高崎さんも呼んででもいいからさ。」 梨華は顔を真っ赤にさせて言った。 「じゃぁ・・・あの、今見たい映画があるんだ。合宿終わったら・・・その・・・二人で見に行きたいな。」 「うん!!わかった。練習忙しいからあまり時間とれないかもしれないけど、また連絡するよ。」 「うん!!待ってるね!!じゃぁまた後で食堂でね。」 そう言うと梨華は2階へと登って行った。 「あぁ・・・緊張した。」 楓も部屋に戻った。
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