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「あぁそういうことか・・・周都と高崎さんはうまくいってるみたいだね。周都はみんなの前でよくノロけてるよ。」
「そっか。円香は親友だから幸せになって欲しいんだ。」
「周都なら大丈夫だよ。あいつすごくいいヤツだからさ。絶対泣かせるようなことはしないよ。」
「そうだね・・・。」
また沈黙が流れる。
梨華が口を開いた。
「そろそろ帰った方がいいかな??夕食もう少しで始まるよね??」
「えっ!?」
時計を見ると6時半だった。
「そうだね、そろそろ帰ろっか。」
そう行って二人は宿舎に戻った。
「じゃぁ私の部屋2階だから。」
「あ、うん。また後でね。」
「うん。」
そういうと梨華は階段を登り始めた。
楓はそんな梨華を呼び止めた。
「唐川さん!!」
梨華は振り向き階段を降りてくる。
「よかったら今度会おうよ・・・」
「えっ!?」
「あっ・・・いや、その・・・二人じゃなくても、その・・・周都や夏樹や高崎さんも呼んででもいいからさ。」
梨華は顔を真っ赤にさせて言った。
「じゃぁ・・・あの、今見たい映画があるんだ。合宿終わったら・・・その・・・二人で見に行きたいな。」
「うん!!わかった。練習忙しいからあまり時間とれないかもしれないけど、また連絡するよ。」
「うん!!待ってるね!!じゃぁまた後で食堂でね。」
そう言うと梨華は2階へと登って行った。
「あぁ・・・緊張した。」
楓も部屋に戻った。
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