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「スターティングメンバーは以上だ!!庄栄学院初めての公式戦だ。気負わず全力でいこう。後先考えず全力で臨むように!!」
「はい!!」
「でわベンチに入るぞ。」
そして楓達はベンチに入った。
「うわー、見ろよ楓!!スゲー応援団!!」
周都が目を輝かす。
「本当だ!!吹奏楽部の人達も来てくれてる。」
夏樹もはしゃぐ。
「こんな応援団の中で試合したことないからなぁ。緊張するなぁ。」
楓も乗り気である。
「周都ー!!」
黄色い声が聞こえた。
「あっ円香だ!!おーい!!
こりゃ頑張らねば!!」
楓もスタンドを見て、もしかしら梨華がいるかと思ったが、
「御堂も試合中だしいるわけないよね。」
「そろそろ集合だ。みんな準備だ!!」
監督の声がかかり、ベンチに並んだ。
「集合!!
これより須川南高校対庄栄学院の試合を始めます。攻守交代はスピーディーにお願いします。
礼!!」
「お願いします!!」
こうして楓たちの夏が始まった。
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