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須川南のトップバッター三原が右打席に入った。
「プレイボール!!」
『よし行くぞ楓!!まずは外角にストレートだ!!』
周都のサインにうなずき楓が振りかぶる。
シュッ・・・ズバーン!!
「ス・・・ストライク!!」
!?
須川南の選手を始めスタンドが息を飲む。
電光掲示板には142㎞の文字。
一拍おいて庄栄側スタンドから歓声が聞こえる。
『おいおい、いきなり142㎞ってこいつ1年だろ!?』
三原も驚く。
「ナイスボール!!楓、どんどんこい!!」
『次は内角にカーブだ。』
シュッ・・・
『今度は変化球か、タイミングとれない・・・。』
スパン!! 「ストライク!!」
『78㎞って凄い速度差だな。』
『インハイにストレートで終わりだ!!』
シュッ・・・ズドン!!
「ストライクバッターアウト!!」
「いい調子だな。」
「そうですね。腕もよく振れてますしコントロールも問題ないみたいですね。」監督と柊マネージャーも上機嫌。
結局須川南は楓の緩急をつけたピッチングに翻弄され三者凡退となった。
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