第7章 公式戦

14/29
前へ
/141ページ
次へ
「みんな、今のはしょうがない、相手が上手だった。しっかり守っていこう。」 真田監督の掛け声とともに、庄栄ナインが守備についた。 須川南の4番中谷が左打席に入った。 『初回はうまく抑えられたが、そろそろ須川南の機動力見せてやる。』 楓は周都のサインを確認する。 『とりあえず外角にスライダーから入ろう。』 サインにうなずき楓が投げる。 シュッ・・・ キン!! ガシャン!! 打球はバックネットへ。 『タイミングあってるな。内角にストレートを外そう。』 楓はうなずきゆっくり振りかぶる。 シュッ・・・ズドン!! 「ボール!!」 『少し反応してきたな。打ち気マンマンだな。カーブを外角低めに。』 楓が投げる。 すると中谷がバットを横にする。 『バント!?』 サードにうまく転がる。 一成が猛然とダッシュし一塁へ投げる・・・
/141ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加