101人が本棚に入れています
本棚に追加
そして泰介が左打席に入った。
『とりあえず肘の高さ見てストレートを狙う。』
平山がセットポジションから1球目を投げる。
シュッ・・・スパン 「ボール!!」
『今のはシュートか。あれより肘が高ければストレートだな。』
2球目を投げる。
シュッ・・・
『ん!?さっきより少し下から投げてるか!?』
スパン!! 「ストライク!!」
『やっぱりチェンジアップ。ってことは緩急生かして次は真っ直ぐだ。』
シュッ・・・
『肘が高い。ストレートだ!!』
カキーン!!
泰介の放った打球はセカンドを越えて右中間破る。
「回れー!!」
三塁コーチャーの誠が必死に腕を回す。
周都はそれを見て三塁を回り一気にホームへ。
「セーフ!!」
「わぁあ!!」
庄栄スタンドは拍手喝采。吹奏楽部の楽器の音が響く。
最初のコメントを投稿しよう!