第3章 それぞれの決意

4/22

101人が本棚に入れています
本棚に追加
/141ページ
甲子園・・・あのマウンドに立ちたい。 あの時のピッチャーみたいになりたいんだ。だから野球を始めた。でも実力がないのもわかってるんだよなぁ・・・ その時昨日の真田さんの言葉を思い出した。 俺でももしかしたらもしかするかもしれないんだよな。 そんな時周都が口を開いた。 「なぁなぁ一個考えたんだけどさぁ、3人で同じ学校行って、3人で甲子園目指すのってどうよ??」 夏樹がそれに食い付く。 「でも周都はさぁ推薦来てるんでしょー??そっちはいいの??僕は野球やりたいけど勉強も頑張りたいから、城北とか西大寺にはちょっと・・・」 「別に俺の場合学校はどこでもいいんだよ。お前達と野球ができればさ。でも夏樹に合わした学校なら楓は無理だよなぁ・・・バカだから。」 「だからお前の方がバカだろうが!!」 思わず突っ込んでしまった。 でも確かに、野球を続けるならこの3人でやりたいな。
/141ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加