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次の日の朝、俺は家から走って10分ほどの河川敷にいた。
時刻はまだ6時半。
毎朝、雨が降らない限りランニングをしていたコースの一つだ。
引退してから走ってはいなかったため、今日は軽く流す程度に走っていた。
さすがは8月。まだ早朝だというのに日差しが暑い。
河川敷で軽くストレッチをしていた。
すると後ろから声が聞こえた。
「かえでぇ~!!」
朝からこんなバカでかい声で俺の名前を呼ぶのは1人しかいない。
周都だった。
「おっはよー!!」
「朝からうるさいよ!!」
俺はいつもの突っ込みを入れる。
「まぁまぁそう怒るなって。で、どうだった??」
周都の顔はいつになく輝いていた。
ちょっとウザイ・・・
「どうだったって何が??」
俺は聞き返した。こいつ主語がないから話しわかんねぇんだよな・・・・・・
「何がって高校だよ!!庄栄のスカウトとまだ話ししてねぇの??
俺は親の許可とったから後は受験のみ!!」
「あぁ庄栄か。昨日スカウトの真田さんと話したよ。たぶん大丈夫だろうな。
ちなみに真田さんが庄栄野球部の監督もしてるみたいだぞ。」
周都は顔を輝かせながら俺の話を聞いていた。
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