第3章 それぞれの決意

20/22

101人が本棚に入れています
本棚に追加
/141ページ
俺は重い足取りで学校に向かった。 「勉強かぁ・・・」 この前の学力試験の結果を思いだしていた。 「国語が47点、数学が58点、英語が19点、理科が49点、社会が68点・・・・・・ うーむ・・・」 気が重い・・・ 「とりあえず、数学と社会はなんとかなるとして、問題は英語か・・・」 そんなことを考えながら歩くこと10分弱、中学が見えてきた。 校門をくぐると黒いオーラを纏った周都がいた。 「周都、おはよう」 「おはよう・・・」 あれ??いつも朝からテンションMAXの周都が暗い。 これは何かあったと俺は瞬時に理解した。 「周都、元気ないなぁ。何かあったの??」 すると周都はゆっくり重い口を開いた。 「庄栄さぁ・・・スポーツ推薦とかないんだってさ。テストで受からないと入学できないらしいです・・・。」 あらま・・・ どうやら周都もピンチみたいです。 ちなみに周都は俺よりバカです。
/141ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加