第3章 それぞれの決意

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「夏樹くん、私達も一緒に勉強させてもらっていいかな??」 俺達が声のした方に振り向くと女の子が二人立っていた。 「あっ、高崎さんと唐川さん。僕は大丈夫だよ。楓も周都もいいよね??」 その言葉に机にうずくまって死にそうな顔をしていた周都が即座に反応した。 「マジで!?高崎さんも!?いやっほーい!!」 こいつ勉強する気ねぇだろ・・・ そしてうるさい。 すると唐川さんが声をかけてきた。 「えっと・・・藤堂くん・・・あの、よろしくね。」 顔を真っ赤にしながら唐川さんはそう言った。 「あぁよろしくね。俺頭悪いから色々教えてね。 ってか顔赤いけど熱あるんじゃないの??」 唐川はおどおどしながら答えた。 「いや・・・あの大丈夫。私もあまり頭良くないから、そんなに力になれるかわからないけど・・・あの、よろしくね。」 夏樹と高崎は小さく声を揃えて呟いた。 「楓、鈍感・・・」 「藤堂くん鈍感・・・」 「えっ??何か言った??」 そんなこんなで5人での合同勉強会が始まった。
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