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続いては守備のテスト。
真田によってシートノックが行われた。
ここでも夏樹は魅せる。
内野では神埼葵、外野の田沢直木が軽快な守備を見せ楢崎は強肩を見せつけた。
「センターラインは、岡部、神埼、楢橋で決まりですね。」
柊は真田に話した。
「そうだな、神埼と岡部の二遊間はいい。楢橋の強肩はセンターで決まりだな。」
柊が続ける。
「問題はキャッチャーですね。楢橋くんは肩がいいのでキャッチャーもどうかと思いましたがやはりセンターの方がよさそうですし・・・」
「いやキャッチャーもたぶん問題ない。」
真田はニヤッと笑い柊に話した。
「サードの周都・・・肩なら楢橋に負けてない。取ってからのファーストへ投げる動作も速いしな。なにより楓と信頼関係がある。
テストをしてキャッチャーを決めると言ったが、実は最初から周都をキャッチャーにコンバートしようと思っていた。」
「そうですか。確かに美咲くんで良さそうですね。なにより信頼関係が強そうです。」
柊も微笑み真田に同意した。
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