第6章 怪童の影

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メールか・・・打ってみようかな。 時刻は8時30分。 「まだ寝てないよね・・・」 梨華はメールを打ち出した。 『こんばんわ。高校には慣れましたか??マネージャーの仕事は大変だけど今は慣れて頑張ってます。藤堂くんも練習頑張ってるんだよね。明日から合同合宿ですね。とっても楽しみです。疲れてたら返信いいからね。また明日。唐川梨華』 「ふぅー送っちゃった・・・迷惑じゃないかな・・・」 「何が迷惑なの??」 「円香!?いつからいたの??」 「3分くらい前から。その感じだと楓くんにメールしたみたいだね。」 「うん・・・返してくれるかわかんないけど。」 「大丈夫よ。楓くんは優しいから。あっ時間大丈夫なの??明日早いんでしょ??」 「あっそろそろ帰ろっか。ごめんね付き合ってもらって。」 「いいのいいの親友の相談だもん。喜んで聞くよ。何かあったらいつでも聞くから。」 「うんありがとう。じゃぁ暗いから気をつけてね。」 「うん、梨華も気をつけてね。また結果報告してね。」 2人はそれぞれ家路についた。
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