第6章 怪童の影

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そのころ楓は・・・ 「母さんおかわり!!」 「ほんとによく食べるようになったわね。」 「すごく腹減るんだよ。それに柊マネージャーが身長の割には体重が軽いからもっと食べろって。」 「優が言うんだ間違いないだろうな。」 父さんが口を開いた。 「柊マネージャーって野球に詳しいけど何者なの??父さんとも何か関係あるの??」 「あれ!?話してなかったっけ??優は俺の高校の時の後輩だよ。優は大学でスポーツ関係のトレーナーなんかの事を大学で学んでるんだ。だから優がいうことに間違いはない。それを証拠にたった1ヶ月でお前の体格もピッチャーらしくなったしな。まだ球はほとんど投げてないんだろ??」 「そうだね。キャッチボールと軽く投げるくらいかな。」 「それでいい。まずは焦らず体を作れ。それだけで、球威とコントロールは格段に上がるんだ。小手先の技術はなんとでもなるが、体作りは日々の鍛練だからな。」 「うん、わかってるよ。母さん、もう一杯。」 「ほんとによく食べるわね!!」 母さんも父さんもとても嬉しそうだった。
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