第6章 怪童の影

15/33
前へ
/141ページ
次へ
昼の練習を終え昼食を取るため食堂に向かった。 御堂の選手たちも来ている。 「おい直木あれ渚さんじゃねぇの??」 楓が直木に尋ねた。 「んぁ!?あぁ姉ちゃんだな。まあマネージャーだからな。」 「ちょっと挨拶してくるよ。」 俺は直木に言って席をたった。 「渚さんこんにちは。この前はご馳走様でした。」 「あら!?楓くん!!わぁ久しぶりね!!あれから一回も来てくれないじゃん!!」 ちょっと怒ってるようだ。 「すいません。遅くまで練習してるもので。」 「まぁそうだよね。うちは一応進学高だから練習時間も短いし。庄栄は10時くらいまでやってるんでしょ??直木が帰ってくるの遅いから。」 「そうですね。10時くらいまでやりますよ。それより、唐川って女の子マネージャーにいますよね??どこにいるかわかりませんか??」 「あぁ梨華ちゃんね。梨華ちゃんはたぶんもう一人のマネージャーの子と昼からのドリンクとか買いに行ってるんじゃないのかな?? 梨華ちゃんのこと知ってるの??」 「はい。中学の時の同級生なんですよ。挨拶しとこうと思って。」 「そうなの。また夜に会えるんじゃない??御堂と庄栄って近いからこれからも色々交流していきたいって両校の監督が言ってて、夜になにか交流会みたいなことするらしぃわ。」 「そうなんですか。わかりました。でわまた後で。」 あまり敵勢にいるのも気分が悪いので庄栄の方に戻った。
/141ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加