眉間にしわ

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うん、別にね、いちゃこらしても良いのだよ、生徒会諸君、 しかし、 自分達で対策考えるくらいしてくれ。 風紀委員の代表とは何気俺は仲がいい。 色々裏で手回しするのに、彼等に協力してもらって、 彼等は俺を気に入っているらしい。 あまり表では知られていないけど。 「君も親衛隊隊長とかじゃなきゃ、友達になれるんだけどねぇ。 大変だよね、ホント。」 風紀委員の代表中村弘樹は、紅茶をすすりながら、目の前に資料をおく。 「なんで会長が好きなのか知らないけど、報われないことは君ならきづいてるだろ?」 「そうですね、 とにかく、この件は有難うございました。」 聞き流して優雅に笑う俺に、中村は肩をすくめて聞いた 。 「転校生、波乱を呼びそうだね、君はどう思ってるの?」 「面倒な仕事を増やしてくれて、有難う」 ニコニコと張り付けた笑顔の俺に、中村は言う 「君、生徒会なんて本当はどうでも良いんだろ?」 「あ。ばれました?」 あっさり認めた俺に、中村はそりゃばれるよと言う。 「だって君、裏で親衛隊の暴走を止めて、生徒会の仕事をかなりへらしてる。 なのに、生徒会にちかづく奴とかに嫉妬なんか抱いていないし、 生徒会の話しをするときも事務的だから。 まぁ、君の裏でしている活動は俺しか見ていないからきづかれてないけど。」 「そうですよね、 色々手伝って貰ったし中村さんの人柄は知っているから、隠すつもりもなかったんですけど、 聞かれないし、まぁ良いかと思いまして。 では、これで失礼します。やる事あるので」 立ち上がって何事もなく歩いていく疾風を見届け、中村は呟く。 「風見疾風、謎だなぁ」
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