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疾風は廊下を歩いていると、前から神山会長と日下部が歩いてくるのが見えて、
頭をさげながら「おはようごさいます」とあいさつをする。
親衛隊だから、会長相手に無視はおかしいからだ。
神山会長はスルーしたが、日下部は、
「おお!おはよ!」
とにこやかにかえしてきた。
内心、キスされて嫌がっていたのに、結構したしそうでないか。
おちたか?と、思いつつ張り付けフェイスをかえす。
会長が日下部の腕を引っ張り
「あいつには注意しろ」
「なんでだよ」
「昨日の親衛隊の奴らの隊長だ、ろくな事考えてねぇよ。」
日下部は、あぁ、あの弱い奴らか。と、余裕な顔で頷いた。
聞こえてっからな、テメー達、
親衛隊一緒くたにしてんじゃねぇぞ。
何処の家のボンボンか知らねーけど、
自分に関わる奴くらい熟知しとけってんだよ。
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