眉間にしわ

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ノアールについたら如月が、再び現れた俺に頭をさげる。手で、構わなくて良いと合図をすると、何も言わず、新聞をよみはじめた。 奥の席に座り、 俺は思い出したように如月に、 「すまないが、パソコンをかしてくれ」 と言ったので、如月は頷いて、パソコンを取りに行った。 「此処の店長と知り合いなのか?」 「そうですよ。それよりも、資料貸してください。」 「あぁ、風見は、どれくらいなら出来るかな…」 慣れていない事を任せるとなると、簡単なやつを捜しているだろう。山城は、自分のパソコンを開き、資料を見比べる。 「一通り見せてください。自分で出来そうなの選びますから。」 俺は席をたって、山城の後ろに周り込むと、資料を眺めて眉をよせる。 「おいおい、生徒会の奴ら、一週間無能じゃねーか」 ボソリと、 豹変した俺を、「え?」という表情で見上げた。 俺は何もなかったように、ニコリと笑いながら、 「この、予算の集計は会計の仕事ですよね?部活のも。 そして、こっちのは会長のですね、」 会計の仕事は、書記や副会長や、会長より何気多いから、二人いる。 おかしいと思ったんだよ、サボってない山城の仕事は、たまるはずがない。 たまっているのは、会計と会長の仕事で、副会長は多分自分のはやっている。 しかし、腹黒く恐れられている副会長に自分達が本当は仕事ためてるからやってとも言えず、 書記で、頼み事しやすい山城に任せたのか。 山城も、これ以上ためられると困るから、引き受けたと… はぁ、会長と会計は本当、高校生だな。 外見と家柄良くて、カリスマせいあって、それなりに能力あっても、 人の扱い方がこれじゃあ、高校生所か、小学生だぞ。 全く、我が儘に甘やかされた坊ちゃん達はいつか痛い目あえば良いのに… 「どれか、出来るやつあるか?」 少し不安気な山城をいちべつして、 資料を半分持って、向に座る。 山城は、自分が半分以上やるつもりだったからか、 戸惑っているように俺を見つめる。
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