近寄んな!

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生徒会が来た所で、どうと言う事もないので、ご飯を食べ続けていると、何か頭上が陰った事にきづき、 顔をあげると、そこには神山会長が立っていた。 「おまえ、俺様にちかづく為に猛を利用しようとしたらしいな。」 どうしようか、この自意識過剰な人は。 何か後ろに、他の生徒会の奴も勢揃いして、山城以外、冷ややかにこちらを見ている。 山城は、何を考えているかわからない顔だ。まぁ、仕事は手伝ったけど、信用された訳じゃないから反応困るよな。 んで、日下部はというと 「違うって、俺がこいつと仲良くなりたいんだよ!」 と、会長と俺の間に立ち塞がる。 いいから引っ込んで欲しい。神山会長の警戒はおまえに何言われても解けない事くらいきづけ。 神山は日下部を抱き寄せ、 「俺様のもんを傷つけたら、ただじゃおかねーからな」 「なっ…おまえのもんになってねぇ!」 「ふっ、おまえは俺のもんって決まってんだろ?」 そう言って神山は日下部にディープキスをしだした。 「やめ……っ」 抵抗しているが、キスが濃厚過ぎて、力が入らないようだ。 なんて言うか、変装といたとはいえ、熱狂的な会長ファンが黙っていないだろうと思う。つーか、これ、何の茶番? そろそろおいとましようかな。 とか思っていたら、今まで様子を見ていた中村が、気配を消すのを止めて、オーラを出したのがわかった。 「さっきから風紀乱すの止めてくれる?」 中村の登場に、生徒会はうわ~風紀来ちゃったという顔をしている。 「関係ないだろおまえに、俺に指図すんな」 中村はからになったショッキを抱えて、会長を見ると、 「関係ないね、やはり馬鹿だね」 神山会長が反論しようとした瞬間、水瀬副会長が前に出て、にこりと笑う。 「風紀が生徒会の事に口出さないでくれます?」 きっと会長では遊ばれるだけだと判断して、対抗出来る副会長が出て来たんだろうけど、中村は「アハハ」と馬鹿にした笑いをもらしてショッキを返しにいった。 生徒会は不機嫌そうにしている。 おまえ達中村に相手にされてないんだよ。 「おい、 おまえ、とにかく、 猛にちかづくんじゃねーぞ。」
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