近寄んな!

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――― ―――― ―――― 生徒会室では、神山会長と水瀬副会長が、風見疾風について調べていた。 副会長は、資料を見ながら結果をまとめるように、 「風見疾風は特別枠の生徒で、中流階級の一般家庭。 父は会社員で母は専業主婦。姉はフリーター…には見えませんでしたね」 「…何者だあいつ、 まぁ、あいつが何でも妙な事しやがったら潰してやる。」 神山会長は、資料をぐしゃりと丸めてごみ箱に捨てると、 「風見疾風…」 あんま親衛隊の奴は、良く見た事ないんだけど、 綺麗な顔していた。 親衛隊隊長って事は、うざいくらい俺に執着してんだよな。 ま、悪かねぇけど、 相手にすると付け上がるからなしだな。 俺には猛がいるし
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