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休み時間、何人かの親衛隊が、俺の所にきては、転校生の愚痴を言いにきた。
転校生は同じ学年だが俺とクラスはちがう。
何でも、同じクラスの書記の山城と仲良くなったとか、ダサいオタクとか。
どうか山城にとどめてくれたら楽なのに、とか思いつつ、
信一と食堂へと向かった。
すると、山城と転校生が一緒に飯を食べているのを目撃した。何故こんな広い食堂でわかったか?
それは、妬みや嫉妬の視線がそいつ達にむかっているからだ。
予想通り、ボサボサの黒髪、黒淵眼鏡、カラコン。
にしては、山城に対して萎縮していない。
負の視線の中、腐の視線を向ける奴が、俺の横で目を輝かせている。
「何あれ、やばやばっ転校生ツンデレ総受けだよ絶対!」
「嫌な予感する。すっごい嫌な予感する。」
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