第一章

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「三十路そうそう仕事かよ」 男は夜の高速道路をバイクで走らせていた。 「あの化け猫め。依頼伝えるの忘れてたからって夜中に送るなよな。しかも明日の10時に広島って」 左手につけてある腕時計をちらっと見る。 2時半。 「まぁ何とかなるか」 しかし、夜中でも配達などできちんと働いている人もたくさんいるんだなっと、つくづく感心する。 「まあ、俺もその1人なんだが」 夜のドライブは危険が多く、幽霊なんてあちらこちらにいる。 いちいち除霊も面倒なのでバイクでひいていっているのだか。
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