痴漢

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「はぁ」 間抜けな溜め息をつく私に、さやかが心配そうにスカートを見てる。 すると、スカートがザックリ切られた間から見えた私の太ももが、血が滲んでるのを発見。 「ゆい太ももから、血が出てるよ」:-O 「あぁそう。でも痛くないし平気だよ。」 完璧にお尻の方で、自分では、良く見えない。 「はぁ。でもまた制服買わなきゃ、いけないなぁ。まぁ、こないだザックリやられたカバンよりは、ましだよ」(T_T) 「ゆい…そのうち刺されそうだね。てか…なんで、いつも気が付かないの…どうせ、今回も犯人分からないんでしょ」(^_^;)心配してるんだろうけど、今度は、呆れ顔でさやか言う。 「もう、帰るわ。」私は、ホームルームが始まる直前教室から逃げ出した。
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