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「お前も俺んとこの高校に来るんだろ?」
ソファーに座ってテレビを見ていると、後ろから声がする。
振り向くと、憧れの兄さんがいた。
「当たり前じゃん。裕兄よりも俺のほうが上だって証明してやるんだからよ。」
ニヤニヤしている裕兄に負けじと返事をする。
「私も私もっ。裕兄に絶対スポーツで勝つんだから。」
床で寝転がってPSPをやっている雪が手をとめて話しに加わる。
「よーし、なら入試の点数が一番よかったやつに、豪華料理をもてなしてやるっ!」
ドンッと胸をたたいて笑っている父さん。
「俺はどうなるんだよ…」
自分だけ参加できそうにないと不満をつのらせる、裕兄。
「裕二は昨年の入試の点数でいいだろ?」
「それって、俺一位確実じゃん。」
ニコニコとしている裕兄に雪が悔しさを暴力に変えて裕兄を攻撃している。
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