ハロルドとモード~少年は虹を渡る~

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あらすじ 金持ちの一人息子ハロルド(19歳)の趣味は、偽装自殺と他人の葬式にでること。 今日も見知らぬ他人の葬式に参加していたら、見覚えのある老女がいた。 彼女は、ここ何回かの葬儀で、会ったことのある老女だった。 80歳で死んだ老人の葬儀の日に、ハロルドは老女-モードから話し掛けられる。 「80歳で死ねたら、最高ね。 75歳じゃ早過ぎるし、85歳じゃ遅すぎる。 私は来週誕生日を迎えたら、80歳になるの」 葬式の帰りにモードに、ドライブに誘われる。 しかし、 モードの乗っている車は、 ハロルドの愛車である 「霊柩車」だった。 ハロルドは、その事をモードに伝えると 彼女はあっさりと 「そうなの?じゃあ私の家まで、貴方が送ってちょうだい」 それからというものの、 二人で葬式の帰りにドライブを楽しむようになる。 ある日、道路の街路樹が、 「排気ガスで苦しんでいる」 というモードの言葉に従い、 「街路樹救出作戦」を二人で決行する。 二人は警官達の追跡を振り切り、街路樹を山に戻す事に成功する。 ハロルドは、次第に自由な考えを持っているモードに惹かれていく。
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