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「も、もうっ、嵐ちゃんたら…」
「…」
2人とも真っ赤になりながら、僕の言葉を否定しつつも、まんざらでもないようだ。
この反応が返ってくるということは、ちゃんと笑えているのだろう。
内心ホッとして、歩き始める。
「ほーら、お二人さん、学校行くよー?」
「あっ、ちょっとー!!」
「ま、待て、行くからっ!!」
楽しそうな2人。
大切な僕の2人の幼なじみ。
君たちが幸せなら、僕は不幸でもいいよ。
でもね、ちょっとだけ、甘酸っぱい想いを抱かせて…。
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