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今日は新学期。クラスわけの紙が貼られている。
「あ、僕は優真と同じクラスだ。和沙と離れたね。」
「本当ねー。ちょっと残念。」
ちらりと和沙は優真を見て、そう言った。やっぱり好きな人と同じクラスになりたいよね。
「…そうだな。でも、昼飯はいつもの屋上だから問題ないだろう」
ちょっと落胆した声で、でも平静を装って優真はぶっきらぼうに言った。
…僕は、和沙には悪いけど、優真と同じクラスになったことを喜んでいた。
(…でも、やっぱり和沙と代わってあげたいなぁ…)
確かに僕は優真が好きだ。でも、和沙だって大切だ。
2人が落ち込んでいると、自分そっちのけで助けてあげたくなる。
(…損な性分だよね…。)
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