四話

2/9
前へ
/39ページ
次へ
「…ねぇ、せんせい、おかあさんはどこ?」 小さかった僕は病院に置いていかれた。育児に疲れ、父が死んで、精神が参った母が僕を実質的に捨てたのだった。 「らん君のお母さんはね、遠くにお出かけなんだ。だから、頑張って病気を治そうね。」 そんな事情があっても義父さんは優しく接してくれて、僕は病気と戦った。 そんなある日、優真が入院してきた。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加