四話

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「うぇーん、いやだいやだ!!」 やってきた当時の優真は入院が初めてでいつも泣いていた。付き添いにお母さんがいたが、いつもだだをこねていた。 「おうちにかえりたいよぅ…。うっうっ…」 夜はすすり泣いていた。 だんだん僕は優真が可哀想になってきて、ちょっと仲良くしてみようと声をかけた。 「ねぇ、ゆう…くん?でいいのかな。」 「ふぇ?」 「ぼく、らん。ね、ないてもまだきみはかえれないからさ、ぼくとなかよくしてくれないかな。」 「…まだかえれないの…?」 「たぶん。でもね、きみはすぐたいいんできるよ。ね、みじかいあいだかもだけど、なかよくして?ね?」 「…うんっ」
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