夏色の午後

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  突然 吹いた風に乗って 君は 僕の前から消えた 一緒に 過ごした日々 思い出にするには 今は まだ 早すぎて 僕の心は 君を想うたび 涙 こぼすよ 優しい声は ずっと 僕のものだと思ってた 気づかないうちに 二人の心は 違う場所を 見てたんだね 君と進むはずの 未来の地図は もう二度と 描かれないけれど それでも いつか 再び 出逢えるなら その時 僕と 別れたことを 後悔させてあげるよ ほんの少しの 男の意地が 最後のプレゼントなんて 切なすぎるけど 君も この先 笑顔を忘れないでいて 夏色の午後 優しい風が 僕を包みこむよ 今は このまま 風に抱かれて 癒されていたい 夏色の午後 風は 歌うよ   どんな小さな 幸せのカケラも 必ず きっと 見つけられるから  image=427329598.jpg
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