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「ごめん、ごめん。ふふ――。それで? 泣きながら寝てたの? それか、夜中に夢で目が覚めて寝付けなかった?」 「……、両方」  予想していなかったわけではないが、まさかの答えに思わず破顔する。「くっく……」と堪えきれず声がもれた。 「んもー!笑わないって言ったじゃん……」  沙耶香の様子を見てさすがに我慢できず、怒りと恥ずかしさの混ざった声で千穂は反発した。
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