真夜中に

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藍は走り疲れ、道端で呼吸を整える。 「っ…くっつ!…はぁはぁ…つっ…はぁー…」 言葉にならない声が出る。 そして、ひっつかんでいた通学鞄を地べたに置き、 チャックを開いて中から化粧ポーチらしき手のひらサイズの布袋を出す。  
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