約束

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「…!」 布団を蹴り上げ、上半身だけ起き上がる。 その姿はボクサーパンツ一丁だった。 (なんでだ?どうして??) 暗い部屋で少しの間、光る携帯の画面を眺め考える。 携帯電話から漏れる明かりが、その携帯電話の持ち主の身体のシルエットを映し出す。 まるで貧弱な骨の浮き出た細い体つきだった。 「……」 静かに深呼吸した後、通話ボタンを押す。 「…はい…」 出来る限り平静を装った。  
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