ふたつの光ひとつの影

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ふたつの光ひとつの影

夕焼けをみるとさ ふいに胸が きゅってなるのは きっとさ きっとね 太陽が 赤く染まるから 迫り来る月の光を感じて 赤く照れ笑うから 太陽は 月に恋してんだ でもさ でもね あんなに明るい太陽も そこは乙女心で 月の前で 堂々と輝くことなんて 恥ずかしくてできないの 月は月で 暗い闇が好きな ミステリアスなやつだから 黒いマント羽織って 格好良くやってくる そんなことされたらさ ますます 近寄りがたいじゃない 朝と夜とが 交互に来るのは 叶いそうで叶わない もどかしい恋の方程式 そんなふたりをみて 思わずシャッターを押したのは スキャンダルを狙った訳じゃない ただ ただ 綺麗で ただ ただ 哀しくて 写真だけでも ふたり寄り添わせてやりたかったから 来世は 笑って出会えますようにと
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