32人が本棚に入れています
本棚に追加
昔は、全員揃ってから食事だった。
それを私が壊したのだ。
いつものように食事を作り、1人で済ませる。
そして、誰にも会わず、そのまま寝る。
朝、誰にも会わず、ただ一枚のメモに
“昨日もおいしかった”
と、書かれたメッセージに、帰ってきたことを知る。
そのメモは、お菓子の缶に詰める。
寂しがってはだめ。
悲しんではだめ。
だって、
私の為に、皆が動いているから。
姉なんて、大学に行かず、私の為に働いてくれるし。
もう、何ヶ月も顔を見ていないけど、
もう、何ヶ月もメールか、メモの会話だけど、
それでも、悲しんではいけない。
それが、神様が私に与えた試練だから。
最初のコメントを投稿しよう!