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由美の言葉が、頭から離れない。
私は、本当に恋したのかな。
名前も知らない、
たぶん、年上だと思われる人に。
旗から見たら、不審者のあなたに。
「ただいま。」
玄関の鍵を開け、誰に言うわけでもなく、私の声がこだまする。
家には誰もいない。
両親は、働いているし、3つ上の姉も、働いてる。
みんな、私の為に。
だから、私はみんなの為にご飯を作って待つ。
と、言っても、家族みんなでご飯とかそんなことはない。
帰ってくる時間が、バラバラだし、食事を済ませてから帰ってくることもある。
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