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『筆頭!!』
『直ぐに軍議の準備だ!』
『了解しやした!!』
「…なんていうか随分…」
『これが伊達軍だ』
「愉快そうだな(微笑)
これは退屈しなさそうだ」
『随分Cuteに笑うな麻穂』
「きゅーと?」
『筆頭準備ができやした!』
『OK』
麻穂と政宗と小十郎は広間に入る
一斉に注目を集める麻穂
「暫くここにいることになった神代麻穂一応忍だよ」
周りを見ながら告げる
と言っても麻穂はあまり興味が無さそうだが…
『魔王のオッサンが仕掛けてきやがった
これ以上好きにさせるわけにゃぁいかねぇ…
そこで、だオレは武田と上杉に同盟を申し入れ様と考えてる』
周りからは賛否両論の意見が出てくる
『確かに良い考えだ』
『しかしあの上杉と武田!!
易々と事は運びませぬぞ!!』
『Shet up!!今回のKey personは麻穂だ』
「きーぱーそん?何それ?」
『鍵だ
この同盟が上手くいくかいかねぇかはお前にかかってる』
「…ふむ。なら頑張らないとな
いつきを悲しませたくない
とは言っても今師匠に会いに行くのは非常にあたしにとっては自殺行為なんだが…」
『Why?』
政宗がキョトンとして尋ねる
意味は分からずとも雰囲気で理解したのか麻穂は遠い目をして溜息を吐く
「あたしは本当につい最近里を下る許可が下りた新米上忍なんだ
あたしが拾われてからずっと師匠があたしを鍛えてくれた
里を下る許可が下りた時は必ず真っ先に来いと言われてたんだが…
師匠のところに行く前に東北だからな…
師匠が怒らないわけが無い」
『その師匠って誰だ?』
「猿飛佐助
今は確か…真田軍にいるって言ってたけど…」
『What?!猿と知り合いなのか?!』
『ならば上杉の知り合いってのは…』
「かすが姉さんだけど?」
『Hum…確かにこれなら同盟が結べるかもしれねぇな…』
『政宗様はこのような得体の知れぬ者を信じるのでございますか?!』
『コイツはオレの民を助けてくれた
信用するにゃぁ十分だ
それに猿の弟子なら尚更な』
「…そんな直ぐ人を信じて大丈夫なの?」
『お前はオレを裏切らない
そうだろ麻穂?』
不敵に笑う政宗に釘付けになる麻穂
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