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「…貴方の器の大きさを知った気がするよ…(そんな事言われたら誰だって裏切れない)
ズルい人だ貴方は」
麻穂は困った様に笑う
息を吐き出し真っ直ぐと政宗を見据える
「あたしがどれだけ役立つかとか分からないけど…
全力でやらせてもらう
民が泣くような国はダメだ
民が笑って過ごせる様な国をあたしは見たい
貴方に着いていけば笑って過ごせる様な国を見れるだろうか?」
『Ah?当然だろ?そのためにお前は此処にいるんだyou see?』
何の躊躇いもなく言い放つ政宗に麻穂は自然と頭を下げていた
「主が望むのであれば
あたしは主の目となり足となり口となりそして矛となり盾となりましょう」
『お前…面白れぇOK!見せてやるよお前のいう民が笑って過ごせる様な国をな!
だから着いて来いよ?麻穂』
「何処までも」
『OK!早速だが今から武田と上杉に会いに行く』
「その両軍なら近いうちに川中島で再びぶつかり合います」
『なら丁度良い
そん時に話を付けてやる』
『危険ですぞ政宗様!』
『Ah?そのためにお前がいるんだろ小十郎
オレの後ろは誰が守るんだ?』
『政宗様…この小十郎何処までも』
「今すぐにでも情報を集めましょう」
麻穂はそういって人型をした紙切れを取り出した
「管狐(クダギツネ)川中島の戦いの情報を集めてこい」
『御意』
竹の中に入れそうな程小さい狐が現れたかと思うと直ぐに消えた
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