出逢い

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ウィーン、カタカタ.... 「やば、このフィギア欲しい~!!買おうかなぁ。」 俺は神藤 遥。 家に要るときはいわゆるヲタク、だけど皆の前ではちょっとチャラい人。 そんな毎日を過ごしていた。 大学生活も終わり俺は就職先も決め実家から離れることになった。 一人暮らしに憧れていたから待ってましたって感じだった。 そして部屋も決まりいよいよ新生活がスタート。 「よっしゃ~、やっと自由だぁ。さてとまずはアニメみるか。」 それから仕事やら遊び色々やりたい放題やっていた。 そんないつものように仕事から帰ってアニメ鑑賞に浸っていると、携帯が鳴り。 「あっもしもし?」 「渚どうした?」 「今日さぁ飲みに行かない?」 「うーん行くかな」 「よしっ!それじゃ待ってるから~」 プップ~プ~プ~....ブチ 「ふぅ~用意するか。」 誘われるとなかなか断れないたちで、よっぽどの事がない限り誘いにのる。 だけど今日はいつものかんじと違う気がした。 そして友達と会い飲みに行く場所を案内所(いわゆるキャバクラ案内所)で探していた。 「よっし今日はここにしよう!」 「おぅそうだな!」 ってあんまり乗り気ではなかった。 案内された通り店に行き 「指名ですか?」 「いやフリーでお願いしま~す。」 「はい、かしこまりました。」 席に誘導され座り数分もしないうちに人が来た。 「どうも初めてまして、未來です。」 「どうも~」 なんとその人は俺のタイプだった。 だけど相手はキャバ孃、落ち着こう落ち着こううん。 まぁ乾杯をし会話が始まった。 「えっ何をしてる人ですか?」 とか 「何歳ですか?ウソ~そうなんだぁ」 まぁお決まりの会話をしているなかで、ちょっと照れていた。 時間も終わりに近づき帰る身支度をしていると、 「あっ連絡先交換しようよ。↗↗」 「いいよいいよしようか↗↗。」 それが出逢いのきっかけだった。
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