序章

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目の前に広がる赤い海。 そこに浮かぶ見慣れた顔の少女。 少女を見つめる俺。 それと、一つの影。 「…気が狂っちまいそうだぜ…」 先ほどまで会話をしていたはずなのに。 「お前、何人殺すつもりだ?」 先ほどまで共に笑いあっていたはずなのに。 「…そうか。」 少年の頭に浮かぶ一つの案。 「お前を殺せばこいつは助かるんだな。」
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