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上手く行ってるって断言しようとした時に頭をよぎったのは、真由ちゃんの顔とキスの写真。
最初は先生と両想いになれた、それだけで良かったし、何もわからなかった。
だけど、この関係はとても不安定で脆いし、私は自分が思ってたよりずっと子供だった。
「大人になりたい……」
独り言のように吐き出した言葉は、草のざわめきの中に消える。
「お前はそのままでいい」
「え？」
聞き返そうとした時すでに澤田くんは、私から遠ざかっていた。
……本当にそのままいいの？
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