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ピーンポーンパーンポーン 「坂口先生、至急職員室までお戻り下さい」 親密な空気を切り裂くように、無機質な声で告げられる呼び出し。 「……」 「…せ、せんせ、呼ばれてますよ」 先生がいつまでも動こうとしないから、一応声をかけてみる。 「あーもう、いいとこなのにー」 ちょっと、せんせ…そんな子供みたいに…… 駄々をこねる先生はちょっと、いや、かなりかわいかったりするけど。 「せんせ、待ってるから行ってきて下さい。ね?」 .
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